2025年 年頭挨拶
2025年1月7日
蝶理株式会社
当社代表取締役社長 迫田竜之による社員向け年頭挨拶を下記の通りお知らせいたします。
記
皆さん、新年明けましておめでとうございます。年末年始は、長期休暇でしたので、十分にリフレッシュされたことと思います。2025年、巳年がスタートしました。2024年度の第4四半期、そして4月から中期経営計画の最終年度を迎えるにあたり、本日は3つのことを申し上げます。
- 1.全社業務変革プロジェクト「CARAT(カラット)」
- 2024年度第4四半期、何よりも優先するのが、SAPを予定通り4月から稼働させることです。SAP導入の目的は、「更にグローバルに事業を展開するために、システムもグローバルスタンダードに切り替え、将来に備え、未来に向かう」です。この1、2月が最終コーナーと言えます。特に営業・物流の現場には苦労をかけますが、全社一丸となり、3年に及ぶ当社最大級の投資となったシステム稼働をスタートできるよう、覚悟をもってラストスパートを駆け抜けましょう。
- 2.付加価値を高め、益率改善
- 2025年度は厳しい事業環境になると想定しています。内部環境的にはSAPシステム稼働によるコストアップがあります。また、外部環境的にも我々の売上60%を占める日本市場の動向は楽観できません。これまで皆さんの専門性と工夫に努力が加わり、シェアを拡大させ、順調に収益に結びつけてきました。引続き、先取の戦略で付加価値を高め、事業を伸展させましょう。但し、日本市場の最大の弱点である人口減による市場の停滞が、いつかやってくると承知しておく必要があります。
グローバルに目を向けると、地政学リスクが大きくクローズアップされ、グローバルサプライチェーンの混乱により、当社既存事業への影響が出てくることと思います。一方、この混乱は我々にとって新規の事業を獲得する絶好のチャンスでもあります。我々の強みを最大限に発揮させ、新たな機能を追加し、リスクも承知・把握したうえで、そのリスクを乗り越えるチャレンジを行い、付加価値を高めた事業を創出しましょう。そして、高めた付加価値を益率に反映させてください。
- 3.エンゲージメントの向上
- 我々は「選ばれる会社」、具体的には、株主、取引先そして社員から「選ばれる」という好循環な会社になることを目指します。そして、この方針への取り組みについて、我々自身が自らの努力でできることは社員エンゲージメントの向上です。社員の皆さんに意識してほしいことは2つ。一つ目は、社員同士が互いに違いを理解し、尊重すること。つまり、個性を重んじ、認め合う、いわゆるダイバーシティを意識してください。二つ目は、組織としての目標を共有し、次世代に引き継ぐという意識を持ってください。属人的な個人商店の集合体ではなく、ノウハウを組織で共有し、組織に属する社員が活用できるノウハウにしなければ、将来にわたり、持続的に成長できる企業には成り得ません。
それでは皆さん、今年も、明るく楽しく、Same Boatに乗って、変化の激しい時代・社会にチャレンジし、乗り越え、「選ばれる会社」を目指しましょう。
以上