2024年度新入社員への社長メッセージ

2024年4月1日
蝶理株式会社

皆さん、入社おめでとうございます。

今日から社会人、そして蝶理の一員です。様々な個性や背景を持つ皆さんが、蝶理を選んでくれたことを大変嬉しく思い、全社を挙げて歓迎します。

2024年の世界はコロナ禍以降の混乱が続いています。紛争や対立は収まる気配がなく、さらにアメリカの大統領選挙、中国経済の不透明感、気候変動対応等、不安定そのものです。日本では、少子化は止まらず、働き方改革が物流に広がり、事業にも生活にも大きな影響が出てくると予想されます。

こうした自分ではどうしようもない大きな変化が続く時代に最も重要なことは、変化に対応できる柔軟な力、レジリエンスです。私たち蝶理は今、未来に向けて私たち自身を変えるための二つの大きな挑戦をしています。

一つ目は、今年の9月に予定している大阪本社移転です。ビジネスにおける日々の挑戦は見える化が難しいものですが、目に見える変化の一つとして取り組んでいます。大阪に配属された皆さんは、大いに期待してください。若手社員を中心に、レイアウトを検討するプロジェクトが進んでいます。私からの注文は「社員の皆さんが会社に来たくなるオフィスにしてほしい」、それだけです。どんなオフィスになるのか非常に楽しみにしています。

二つ目は、新しいシステムの導入です。検討から3年以上かけてきたプロジェクトのゴールである新システムの稼働を、2025年4月に迎える予定です。プロジェクトとしてはゴールですが、蝶理としては新たな始まりでもあります。いかに新しいシステムを使いこなし、データを活用していくかがカギとなります。

蝶理は、どんどん変わります。変わらなければ、今の時代の変化に企業としてついていけなくなるからです。皆さんも、蝶理に入ってどんどん変化してほしいと思っています。蝶理の、そして皆さんの未来を創るために、若くしなやかな変化に対応する力に大いに期待しています。

皆さんの門出のお祝いに、私自身が大切にしていることを3つ贈ります。

一つは「自分に限界を設けない」です。
皆さんは今、緊張や不安を感じていることかと思います。こう見えて、私も昇進や異動に際し、不安を感じるときが何回もありました。そんなとき、いつもこの言葉を胸に自分の可能性に挑戦してきました。社長になってから一番助けになったのも、この言葉です。皆さんもこれから沢山の壁にぶつかることになります。困難に真正面から取り組むことは大事ですが、苦しいときや自信を無くしたときには、少し回り道をして、まず得意なことを伸ばしてみてください。できなかったことができるようになると、困難に立ち向かう自信が芽生えます。これから苦しく辛いこともあると思いますが、自分を信じて自分の限界に挑戦し続けてください。

二つ目は「ルールを守る」です。
私たち企業は、関連するたくさんの法律や社会的規範、社内ルールを守りながら、世界中で厳しいビジネス競争をしています。蝶理の社員になるということは、蝶理の社員が守るべきルールを徹底的に守らなければなりません。これは皆さんが思っている以上に重要なことです。一人一人のルール違反は、蝶理のルール違反となり、蝶理が信用を失うということをしっかりと理解してください。知らないことや疑問に思ったことは、どんどん周りに聞き、まずはしっかりとルールを学び、「蝶理の社員」としてルールに基づいた責任ある行動をとってください。

最後に「自分の心と体の健康は自分で守る。」
  私もこの点は人一倍、気を付けて努力しています。朝食をしっかり食べる、適度の運動等々、自分なりのやり方を考え、若いうちから健康を習慣づけてください。皆さんの心身の健康は、皆さんだけでなく、会社にとって、そして社会全体にとって、非常に重要な財産です。是非、自分の心身の健康管理を意識して心がけてください。

蝶理の明るい未来に向けて、一緒に頑張っていきましょう。