蝶理で働く人

小原 拓史

東南アジア、インド、欧州。世界中で、物の流れを管理する

    学生時代は、政策科学研究科で中国政府の政策研究などを勉強し、実際に中国へ留学もしていました。留学先では現地に駐在する商社の方々とお会いする機会があり、とても良い刺激になりました。その影響もあり、就職活動では商社が第1希望。“中国で働ける会社”に行きたいという想いもあったので、商社以外の業界も一部検討をしていました。最終的に蝶理へ決めた理由は「色んなことができそうだな」という印象。扱う商材、海外進出エリアはもちろん、自由闊達な雰囲気で、蝶理で働く人もバラエティに富んでいるという印象が強かったです。
    現在所属するパフォーマンスケミカル部は、無機化学品や無機薬剤、資源系原料を取り扱う部署です。その中でも、私が所属する課は無機化学品の輸出や仲介貿易を主として行う課。日本、中国から原料を調達し、東南アジアを中心にインドやヨーロッパ、中南米などへ向け販売をしています。全世界的に展開されている日系メーカーへ向けたグローバルな供給体制を持っている訳ですが、“国内外で物の流れを管理する”という意味では、極めて一般的な商社ビジネスと言えるのかもしれませんね。

伝えることの難しさを実感した、中国・貴陽での駐在経験

    2012〜13年には、中国・貴州省貴陽市に駐在もしました。貴陽の事務所は、私が着任した年に初めて上海のサテライトオフィスとして正式開設したばかり。対日輸出の拠点として、貴州省、重慶市、湖南省にある工場を周りながら商品の開発支援などをしていた訳ですが、そこで感じたのは“中国における蝶理の強さ”。所属しているナショナルスタッフの能力が非常に高いことが、それを象徴していました。国籍に関係なくお互いを尊重し合いながら働ける環境の中で、現地の優秀な同僚や上司からサポートを受けられたことは、今でも大切な糧になっています。こうした豊かな人材環境を背景に拡大を続け、今や中国の拠点数は18ヵ所。改めて、蝶理という会社が非常に幅広くかつ奥深く中国に浸透していることを実感しました。
    また、中国人社会に入って仕事をする上では、“伝え方”に苦労しました。ハッキリ主張をすることを求められるのが欧米で、暗黙の礼儀や協調性を重んじるのが日本だとすれば、時と場合によってその両方が必要になるのが中国。そのため、伝え方やタイミングには非常に気を遣わなければなりません。どれだけ中国語を勉強してもこちらが意図した内容とは異なる理解をされることもあり、他言語や異文化におけるビジネスの難しさを痛感しました。

変化の激しい海外ビジネスで、いかに結果を出し続けるか

    異国の地でビジネスをする上で、言語以外にハードルとなるものは“人間関係”です。特に、中国社会というのはいわば“見えないブラックボックス”のようなもの。私が駐在していた貴陽の事務所は中国でも山奥にあり、そうした傾向がより顕著でした。目には見えない様々な人的関係が広がっていて、ある人に話したことが巡り巡って、想像もしなかったところから評価や批判を受けるケースすらあります。どれだけガイドブックを読んでも、中国語を学んでも分かり得ないそうした事情は、現場で苦労をしながら教えてもらったように感じています。
    また、ビジネス環境の変化の激しさにも注意しなければなりません。例えば、蝶理でも取引の多い中国や東南アジア。こうした国々で現在当たり前に通用しているビジネスの仕組みは、10年後には陳腐化して役に立たなくなっている可能性もあります。特に新興国であればその傾向は顕著で、「この国はこうだろう」という固定概念や「このくらいの商品で良いだろう」といった大前提が、国民生活の変化や社会情勢の変動によりガラッと変わることがあります。逆に言えば、常に挑戦するフィールドが拡がり続けているということ。営業担当者ごとに地域毎の区分けや領域の制限がないのが蝶理。是非、世界中の様々な市場で新たな商流を一緒に創っていきましょう。

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