蝶理で働く人

八木 龍也

商談相手は、アラビア半島に住む小売店のオーナーたち

    大学在籍中に経験した7ヵ月のバックパッカー生活が、商社で働くきっかけの1つになりました。タイやベトナム、マレーシアといった東南アジアの国々を旅する日々の中で、文化が異なる方々とのコミュニケーションの面白さを実感。帰国後、海外を舞台に働ける仕事を探す中で大学のOBを通じて蝶理の存在を知り、「2年目、3年目でも英語を使ってどんどん商売をしている」「海外赴任にもチャレンジできる」という話を聞き、入社へ至りました。ちなみに、現在その先輩はジャカルタに赴任しているので、嘘ではなかったですね(笑)。
    私が所属する素材製品部第1課(取材当時)は、アラブ首長国連邦やクウェート、サウジアラビアといったアラビア半島の国々に対して、彼らが着る“トーブ”という民族衣装に使う生地を輸出しています。日本のようにデパートなどで既製品を買うのではなく、中東では生地屋に行って好きな生地を購入し、それを仕立屋さんに持って行き、服にするという流れが主流。そのため私たちは“国内の生地メーカーが提供する商品”を“中東の生地の小売店や問屋に売る”という役割を担い、大阪・船場地区を中心としたメーカーの方々と商品開発をする一方、現地で力を持つ生地問屋のオーナーとの商談を行っています。

カルチャーを知り、環境に慣れ、中東のビジネスを学んでいく

    中東におけるビジネスでは、何より信頼関係が重んじられます。彼らを信頼する事はもちろんですが、信頼されるように依頼事項があった際は直ぐに動き、たとえ出来なくても何かしらの回答を伝えることが大切です。また、中東に多く住むアラブ人の方々は、仲良くなれば家族のように接してしてくれます。一方で、プライドが高く、メンツを重んじる傾向があるので、言葉遣いを含め、その点はしっかりと意識しながらビジネスを進めますね。
    中東でビジネスをする上では、自然環境への適応も大切な要素です。例えば、飛行機で2時間ほどの距離にあるドバイとクウェートの2国は、真夏に入ればそれぞれ40度から50度を超える気温になります。さらに、湿度においても多湿のドバイに対してクウェートは乾燥と“真逆”。両国間を移動すると、体調へのダメージも相当なものです。そのため、仕事が多くても重要なことだけ済ませてしっかりと睡眠をとったり、中東ではメジャーな4時間ほどの“昼休憩”をきちんと活用することで体力を維持し、体調管理を心がけています。

たくましい意欲と尽きない好奇心で「イン・シャ・アッラー」を楽しむ

    アラビア語には「イン・シャ・アッラー」という言葉があります。“もし神様が望むなら”といった意味で使われるこの言葉が示すとおり、アラビア半島の国々にはビジネス上のスケジュールよりも、神や自然といった大きな存在を大切にする文化が根付いています。そのため、約束の時間に遅れて来ることもしばしば(笑)。そうしたその国独自の感覚を楽しむことも、海外で働く上では必要なことではないでしょうか。また、蝶理では“社歴や年齢に関わらず意欲的であり続けること”も重要です。例えば、入社4年目(取材当時)の私は3つのメーカーを担当させて頂いており、年間の総取引高は7億円以上。若手と言われる自分でもこれほど大きな仕事を任せてもらえる環境を、「ありがたい」と思うのか、あるいは「重荷だ」と思うのかで、活躍の幅が異なってくると思うのです。
    学生時代には多くの時間があります。国際的な感覚を養うためにも、たくましい意欲を養うためにも、ぜひ学生時代にしかできない経験を一生懸命やってほしいと思います。私自身、7ヵ月のバックパッカー生活を通じて世界中の人々とコミュニケーションをとることで、見た目や文化、印象などの先入観で個人に対する決めつけをしなくなったほか、あらゆる人に対して好奇心が湧くようになりました。こうした感覚はもちろん現在の仕事に活きていますし、何より商社の仕事に必要な“好奇心”に繋がっています。学生のうちにしかできないことを、ぜひ楽しんで下さい!

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